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キシリトールガムを学校給食で配給を
2023年 5月18日・投稿
キシリトールガムを学校給食で配給を
5月18日 参議院厚労委で質疑
島村大参院議員が5月18日の厚生労働委員会で、厚生労働省が所管する食品衛生や水道の業務を、消費者庁や国土交通省などに移管する改正厚労省設置法などに関連して、食品衛生基準行政を消費者庁に移管する理由及び移管することで国民に生じるメリットや厚労省の業務に与える影響、輸入食品の検査率を上げる等のために必要な食品衛生監視員の増員等の体制強化策などについて質問し、移管により行政の食品安全推進の取組みに支障や停滞が生じることを懸念した。改正は新たな感染症による危機に備え、厚労省の負担軽減を図ることが目的で、令和6年度から厚労省の医薬・生活衛生局が担う食品衛生業務を消費者庁に、水道業務を国土交通省と環境省に移すというもの。5月19日の参院本会議で可決した。
本田顕子厚生労働大臣政務官は、「移管によって食品安全行政の総合調整を担っている消費者庁が食品衛生基準行政を担うということでさらに消費者事故や消費者行動に関する情報をいち早く収集・分析するということで、タイムリーに情報を反映できるというメリットがある。移管により、厚生労働省の負担を軽くし感染症対応がより注力することを可能にし、厚労省における感染症対応能力の強化につながると考えている」と答えた。
この日の質問の中で島村議員は、虫歯予防の観点から学校現場でのキシリトールガムの活用についても質問。「フィンランドの小学校では学校給食の後にキシリトールガムを食後すぐに噛む」とし、白樺の樹液を原料としているキシリトールが食後の酸性になった口の中を中性アルカリにし、「噛むことによって唾液の分泌が増える」と説明、日本でもキシリトールガムを学校給食で配給するべきだと主張した。
文科省の安彦広斉審議官は、「児童・生徒等が生涯を通じて心身の健康を保持増進していく上で歯と口の健康づくりは大変重要と考えている」とした上で、文科省の学校歯科保健参考資料ではキシリトールについて歯垢をつくる材料にならず酸をつくる材料にならないという2つの条件にあてはまる虫歯の原因とならない代用甘味料の1つであると紹介していることを挙げたが、給食後の配給については「特定の取り組みについてはすべての学校において一律に行うというのはなかなか難しい。各地域の学校の特色あるさまざまな取り組みについて情報共有等が図られるよう努めていきたい」と答えた。




